『千歳くんはラムネ瓶のなか4』感想 夏の熱さを思い出させてくれる物語

新刊感想

みなさんこんにちは!

モジャです!

今回はずっと発売を楽しみにしていた「千歳くんはラムネ瓶のなか 4」の感想を書いていきたいと思います!

ネタバレありで書いていくのでまだ読んでない方はご注意ください!

感想

4巻の感想を表すとしたら衝撃的の一言しか出てこないです!

同じガガガ文庫から刊行されている「妹さえいればいい」という作品のなかに「小説は読者に自分とは違う人生を体験させるもの」という言葉が出てきます!

チラムネ4巻はまさに読者に違う人生を体験させるという点に突出していると感じました!

その大きな要因として学園青春ものというジャンルということがあげられるのではないでしょうか?

高校生というのはほぼ全てのひとたちが経験しています!

その中で自分もあの人みたいに生きたい、なにかで活躍して注目を浴びてみたいといった妄想をしていた方もいるでしょう!

しかしその妄想通りに学生生活を送れた人たちはほんの一握りです!

それこそ朔のようにカーストトップリア充でしか世間一般で語られる青春というものは味わえません!

これはチラムネの1巻でも語られていましたね!

厳しい意見のようにも聞こえますがこれが真実といっても過言ではないでしょう!

また高校生の青春といえば部活、恋愛、友情の3本柱ですよね!

きつい部活の練習を頑張り仲間との友情を深め彼女を作る。

まさし文句のつけようがない青春ではないでしょうか?

他の映画や小説などをみてもこれらをすべて兼ね備えている作品はそこまで多くないというが私の率直な感想です!

しかし今回のチラムネ4巻はこの全てを兼ね備えています!

物語は陽がバスケ部の新キャプテンになったことと、朔が所属していた野球部が絡み合い進んでいきます!

新チームの目標をどこにするか陽たちは話し合います!

しかしこのままではその目標は達成できないと陽は感じていました!

そこで陽は自分が嫌われてもいいから部員に厳しく接することを選択します!

また朔は去年不本意な形で野球をやめることになり、心にぽっかりと空いた穴を埋めることができないままでいました!

そんな時に野球部の同期から一緒に甲子園予選に出てくれと頼まれます!

朔は野球を捨てきれない自分がいるからこそ容易にその誘いに乗ることができないでいました!

また自分が野球を辞める原因には部の仲間との軋轢があったということもあり珍しく感情的な姿を見せています!

そんな朔を救ったのが今回の表紙にもなっている陽でした!

陽は自分がバスケ部で嫌われ者を演じ精神的に疲れているはずなのに朔のことを本気で励ましています!

これまでの3巻だと朔がヒロインの問題を解決していくという展開でした!

しかし今回は朔がヒロインに助けてもらうという、いつもと逆の展開で物語は進んでいきます!

前巻までも感情移入はできていたのですが、やはりどこか朔は持っているものが違うからと入り込めていなかった自分がいました!

しかし4巻は朔の弱さや感情がもろに出ていたので物語の中とはいえ朔も自分と同じ人間なんだと、続きが気になり読むのを止めることができませんでした!

男子というのは女の子の前ではカッコつけたいし守ってあげたいと思っていることでしょう!

しかしその感情の奥底には女の子に守ってもらいたいという感情も存在しています!

陽にケツをたたけれながらも自分で選択をし、去年野球部を辞めた時に置いてきた忘れ物を取り戻しにいくその姿は、自分もなにか行動を起こさなくてはいけないと感じさせる魅力があります!

そんな陽に感謝している朔ですが、悠月から陽が部活で孤立しているという話を聞きます!

自分がそんな状況に置かれているのにもかかわらず朔を励ましている姿は全人類が見本とするべきものでしょう!

朔は精神的に疲れている陽を励ますため確執のある野球部顧問のところに出向きピンチヒッターとして自分も甲子園予選に出場させてもらえるように頼み込みます!

チラムネは誰かのために行動できるというキャラクターばかりです!

小説の中だからと片付けることも出来ますが、これも自分が誰かのために行動した方がいいと感じてるが実行できない自分たちに違う人生を生きさせているともみることができるのではないでしょうか?

だからこそここまで人を惹きつける物語になっているのでしょう!

そしてさらにリア充マウント族に分類されていた亜十夢が大活躍します!

元々野球で有名だった亜十夢ですが高校では部に所属していませんでした!

しかし甲子園予選に出場することになった朔の練習相手になり朔を本番で活躍できるよう鍛えてくれます!

その過程でお互い悪口ばかり言っているのですが、野球の実力について認めているからこそ出る言葉にこんな仲間がいればと感じてしまいます!

まさか亜十夢がここまで重要な人物になるとは想像もできませんでした!

意外性もありますが3巻までのことを思い返すとこのようになるのも必然なのだったのではとも思います!

さらに昔の仲間といまの仲間!

新しい人間関係ができるとつい昔の人間関係をおざなりにしてしまいがちです!

ただそれさえも両立させる朔にとてつもない憧れを抱かせてくました!

まとめ

とにかくこのように女の子と関係を持ちつつ部活で仲間と汗を流す!

チラムネ4巻は青春を詰め込みすぎなのではと思うほどに充実した高校生活を体験させてくれます!

自分はいま社会人ですがこのような学生生活を送りたかったと感じたとともに、もうあの時には戻れないという夏が終わることに似たような感情を抱かせてくれます!

4巻のテーマには夏という言葉がある通り、いままでの人生で体験したことのない夏の熱さを感じること間違いなしです!

ぜひみなさんも「千歳くんはラムネ瓶のなか 4」読んでみてください!

自分の中にある燻った感情を炙り出してくれること間違いなしです!

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それでは今回はこの辺りで!

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